イオン導入セミナー5イオン導入化粧品の条件

イオン導入には、市販のどのような化粧水でも使えるのでしょうか?
イオン導入に使用する化粧品は通常の化粧品とは少々異なり、決して外せない条件がいくつかあります。
それを満たしていない場合、それを使用してイオン導入をしても効果を得られないばかりか、肌にとってよくない影響を与えてしまうことさえあるのです。

イオン導入に適した化粧品とは?

1.水溶性の成分であること

イオン導入は電気の流れにのせて、化粧品に配合された美容成分を肌に届けるというしくみです。成分がイオン化する(電気を帯びる)ためには、水に溶ける”水溶性”でなければなりません。 油溶性の成分では、イオン化することができず全く効果を上げられないのです。

◆水溶性の成分・・・ビタミンCアミノ酸プラセンタなど
◆油溶性の成分・・・ビタミンA、ビタミンE、油溶性ビタミンCなど

2.成分の分子が小さいこと

いくらイオン導入が電気の力でバリアゾーンを突き破って浸透するといっても、分子が大き過ぎると肌が吸収することができません。そのため、分子量がおおよそ600以下であることが必須条件です。

◆分子が小さいもの・・・ビタミンC(分子量176)、アミノ酸(分子量89~204)など
◆分子が大きいもの・・・ヒアルロン酸(分子量100万以上)、コラーゲン(分子量10万程度)など

コラーゲンとアミノ酸の分子量の違い

3.最大のポイントは防腐剤無添加

イオン導入では化粧品の中に溶け込んでいる様々な成分が、肌へ浸透します。それはすなわち、同じ化粧水に含まれる肌に必要のない成分、刺激となる成分さえも浸透させてしまう可能性があるということです。例えば、代表的な防腐剤のパラベンが配合されていた場合、それがイオン化すると、肌の深部へ浸透する恐れがあります。

このように、イオン導入に使う化粧品は、防腐剤などの肌に不必要な成分が配合されていないことが最大のポイントです。そのため、イオン導入化粧品は、使用期間が短く限られていたり、冷蔵庫で低温保管するなどの必要があるなど、デリケートな製品が多いのも事実です。

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