肌セミナー6季節の肌

人の肌は、それぞれ乾燥肌や脂性肌といった本来の肌質をもつのと同時に、季節によってその状態が変わります。
それには、気温、湿度、紫外線量など様々な外的要因が関係しています。
何が影響して、どのような肌の状態になるのでしょうか?季節ごとに見てみましょう。

季節の肌

春の肌 ~ゆらぎの季節でトラブルが起きやすい~

春先の肌は、大変デリケートです。「いつもと同じ化粧品を使っているのに、急に赤くなった」「吹き出物できた」という声も少なくありません。 春は、冬から続く空気の乾燥に加えて、花粉などのアレルギー症状が出やすくなる時期です。

また、紫外線も強くなり始め(4月のUV-A波の量は8月と同じ)、このようなことが原因で肌が大変過敏になり、赤みを帯びたり、吹き出物ができたり、カブレを起こすなどといった肌トラブルを起しやすい状態になります。このような、敏感で不安定な状態の肌を<ゆらぎ肌>と表現することもあります。

夏の肌 ~高い酸性度が肌を守る~

夏は、汗や皮脂の分泌が多く、そのため、毛穴が開くなど皮膚としての活動も活発な時期です。 皮膚の表面は、酸性に保たれることによって細菌の浸入を防いでいます。

夏の肌は、酸性度の指標である乳酸量とPHの値がともにほかの季節に比べて5倍程度となっており、1年で最も酸性度が高く細菌に対して免疫力の強い肌であるということができます。 湿度の高さなどによる細菌の繁殖などに対抗するため、汗や皮脂によって酸性度を高くし肌を守っているのです。

秋の肌 ~紫外線の影響があらわれる~

秋口は、春から始まり夏が終わるまでに浴びた紫外線の影響が、肌に現れやすい時期です。肌がゴワゴワとしているように感じたり、ツヤや透明感がないように見えたりします。

これは、それまでに浴びた紫外線が角化細胞に影響を与えていて、細胞の配列が不規則になり、縮小するなどして肌のキメが粗くなります。また肌の保湿因子として必要なアミノ酸なども減少することにより皮膚が乾燥してカサカサするといった症状も起こります。これらの症状が回復できないと、小ジワとなって現れ始めるのです。

冬の肌 ~極度の乾燥でドライスキンに~

外気の乾燥とともに、室内では暖房によって湿度が低下するため、肌にとっては大変過酷な環境なのが冬場です。

暖房を使用して乾燥した室内では、肌の表面からどんどん水分が奪われていきます。それにともなって、冬にはドライスキンと呼ばれる、非常に乾燥した状態の肌となり、時には痒みや痛みを伴うこともあります。 また皮脂量は、夏に対して60%ほどしかなく、このことから細菌に対抗する力も夏場よりずっと弱くなっていることがわかります。

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