肌セミナー10肌のターンオーバー

近年、一般的になってきた「ピーリング」は、イオン導入をする際にも、あわせて行われることが多いスキンケアです。
そのピーリングをすることの目的は、肌の「ターンオーバー」を促すことです。
肌老化にも影響を与える、肌の「ターンオーバー」とは、どのようなものでしょうか?

肌のターンオーバー(角質細胞と肌老化)

角質細胞とターンオーバー

皮膚の構造で、肌の表面に露出している部分が、表皮とよばれている部分です。表皮(顔では約2ミリ)は角質層と基底層とに分かれていて、外側にあたる角質層は、角質細胞と言われる死んだ皮膚細胞の層です。

角質層は、皮膚を外部から守り、肌内部の水分の蒸発を抑えるなどの働きをしています。

表皮は、基底層で新しい細胞が生まれると、約28日間をかけて角質細胞に変わり、次第に垢となって自然に脱落していきます。このサイクルは肌のターンオーバーといわれていて、美しい皮膚を保つために重要な自然現象です。

ターンオーバーの乱れと肌老化

年齢を重ねるとともにこのサイクルの速度が落ちるため、どんどん角質がたまり、基底装の新しい細胞は生まれにくくなるという現象がおこり、肌にはその影響が出始めます。

肌が固くなりガサガサする、シミができて肌がくすむ、ハリがなくなりシワができる、といった肌老化の症状はターンオーバーの乱れが原因のひとつになっています。

■ターンオーバーの乱れによる肌老化の症状

  • 古い角質細胞が表面に停滞し、肌の柔軟性がなくなる(シワ)
  • 肌のバリア機能が衰え、水分を保持できなくなる(乾燥)
  • 古い角質細胞の層が厚くなり肌がくすむ(くすみ)
  • メラニンを排泄する作用が低下しシミが出やすくなる(シミ)
  • 皮膚をつくる細胞分裂が遅くなり、肌の弾力が失われる(たるみ)

このような肌老化の原因となるターンオーバーの乱れを改善し、促進するのがピーリングというスキンケアです。ピーリングをすることによって、肌老化を予防し、若々しい肌を維持することも可能です。

次の記事ではピーリングについて詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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