イオン導入セミナー12イオン導入の頻度

美容クリニックでは、「イオン導入は月に1回程度のペースで」と言われたけれど、A社の家庭用イオン導入器は「週1~2回が適当」と取り扱い説明書に書いてある。 B社の家庭用イオン導入器は「毎日導入するのを推奨」と謳っている・・・。
一体どれが正しいのでしょうか?

イオン導入器によるスペックの違い

イオン導入器は、製造しているメーカーにより電流値や波形の設定などでスペック(性能)が異なります。そのため使用方法も様々で、当然推奨する使用頻度も異なります。そのため使用方法も様々で、当然推奨する使用頻度も異なります。

例えば、皮膚科や美容クリニック、エステなどの業務用のイオン導入器は、プロが施術を行うことから電流値が高く設定してあることがほとんどです。その場合は、1回のイオン導入で肌に与える刺激も強いため、やはり推奨頻度は低くなります。

一方で、家庭用のイオン導入器は、一般消費者が家庭用美顔器として使用することを目的として作られているため、電流値などは安全な範囲で設定されています。

イオン導入による刺激

イオン導入によって、肌に与える刺激にはどんなものが考えられるでしょうか?

電流値と波形 イオン導入で流れる電気は、微弱な電流とはいっても肌に電気を流すのですから、肌の刺激に全くならないわけではありません。毎日の使用を推奨している場合は、毎日電気を流しても負担のない電流値や波形に設定してあるといえるでしょう。
摩擦 使用方法によって、肌への摩擦が異なります。ジェルを使用するタイプの機器は、イオン導入の際にプレートを肌の上に滑らせるようにして動かしながら導入する方法です。ジェルで摩擦を軽減しているとはいえ、肌を擦るという使用方法は物理的に多少の刺激となります。
導入時間 電気を流している時間が長いと、これもまた刺激となり得ます。短い時間で確実に浸透できるよう設定してあるイオン導入器のほうが、負担が少ないということができます。
導入液の種類や濃度 単純塗布するよりも、肌の隅々まで浸透させるイオン導入ですから、含まれる成分による効果が高い一方で、同時に刺激も大きいということです。それには、使用する導入液の配合成分や濃度も大きく影響します

イオン導入は毎日行っても大丈夫?

では、毎日使えるのはどのようなイオン導入器なのでしょうか?上記のようなことから、次のようなイオン導入器であれば、毎日使用することが可能といえるでしょう。

◆電流値や摩擦などの刺激ができるだけ少ない

◆短い時間で導入が可能

◆成分を肌の隅々まで届けることができる、イオン導入に適切な電流値に設定されている

イオン導入器以外の機能も付属している場合の注意

また、イオン導入器といっても、イオン導入(+と−)とそれ以外の機能を備えた美顔器があります。代表的なものが、「超音波美顔器」です。これはイオン導入をすると同時に、超音波でも有効成分を浸透させるという二つの機能を併せ持つ美顔器です。

超音波美顔器は、音(人の耳には聞こえない)の波の振動によって肌へ美容成分を届ける仕組みです。細かい振動を伝えているわけですから、振動による肌への摩擦があり、毎日行うには負担が大きいため、“週に1~2回の使用”が適切といえるでしょう。

マメに導入を続けることが結果への近道

イオン導入だけを考えると、“週に1~2回の使用”の頻度は結果を出すには少ないといえるかもしれません。

その理由の代表的な例を、ビタミンCを示すことができます。老化やシミの原因となるメラニンや活性酸素は、紫外線やストレスなど生活環境の影響で毎日産生されています。一方で、それをケアするのに欠かせないビタミンCは、体の中から作り出すことも貯蓄しておくこともできないので、絶えず与え続けないといけないからです。

マメに行う必要があるのがイオン導入ですから、毎日行ったほうが効果が早く現れることは必然といえます。

使用方法を守り、自分の肌の状態を確かめて

イオン導入は、使用する機器によって使用方法や頻度が異なります。必ず使用方法や使用上の注意をよく読み、推奨頻度を確認して、それに従って使用することが最も重要です。

また、肌の状態は人それぞれに特性があり、季節や体調などによっても変化しますので、あまり状態がよくない時は使用を控えたり、頻度を減らし電流値や液の濃度を下げるなど、肌の調子に合わせてご自身で調整することも必要です。

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